素人が農家になるには?

こんにちは、アイミルコです!

 

前回に引き続き今回も

 

「誰でも農家になれるのか」

 

をテーマに考えていきたいと思います。

 

僕自身、現在農家になるために色々と勉強しているのですが、僕は「就農準備資金」という国の補助金を借りることによって勉強を進めています。

 

農家になりたいと思い、色々調べたことがある方は必ず一度はこのワードを目にしたことがあると思います。

 

ではこの「就農準備資金」が新しく農家になりたい人に向いているかというと、僕はどちらかというと「向いていない人」が多いのではないかと思います。

 

ではなぜ向いていないかと思うのか、その理由についてです。

 

まず、多くの方が知っているとは思うのですが研修費用が年間150万円しか支払われないことが最大の要因です。

 

研修先によって研修生の勉強日程や環境は大きく変わりますがどの研修先でも最低週4日は勉強をすることになります。

 

さらに農作業であることから、天候等により勉強日程が不規則になること、農繁期には勉強日程が増える事もあります。

 

そのような勉強環境に置かれることで休日や夜間にアルバイトをするとこも容易ではありません。

 

さらにシーズンによってはかなりハードな環境下で休日返上しつつアルバイトをすることにもなります。

 

こういったことを考えると開業資金はなかなか貯まらず生活の質も落ちてしまいます。

 

実際にこの補助金を借りている身からするとこの環境で生活をし独立を目指すのは得策ではないと言えます。

 

またもう一つおすすめできない理由があります。それは「一度開始すると補助金受給後も受給期間の1.5倍年分は農業に従事しないといけなくなる」ということです。

 

わかりやすく説明すると例えば2年間補助金を受給し勉強したのち農家に新規就農したとします。

 

するとそこから3年間は急病等の事情がない限り、必ず農業に従事しなければなりません。

 

つまりそれは何を示すのかというとただ「農家になりたい」といった安易な考えで農業以外の選択肢がなくなってしまうということです。

 

自分が農業に向いているのかもわからないまま受給してしまうと、不向きで他の職種に変えたい場合に全額を返還しなければならない義務が発生します。

 

このような観点から安易に就農準備資金を活用するといったことは個人的にはお勧めできませんが、一概に全てに人が向いていない、とは思っていません。

 

ではどのような人がこの補助金を活用しながら農家を目指した方が良いかについてはまた次回お話ししていきたいと思います。

 

 

本日も読んでいただきありがとうございました!